「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の感想、及び考察 2

*以降の内容はネタバレを含むので注意されたし。私はそこまでエヴァに詳しくないので矛盾や勘違いがあるかもしれない。

  • 2021/03/20 初稿

 

はじめに

よくよく考えたら私はそんなにアスカが好きじゃないことに気がついたので、2回目を見てもいいかなと思うようになった。そこで、2021年3月18日、新劇場版ヱヴァンゲリオンの完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の2回目をIMAXで見に行った。1回目見に行った時の感想、考察の記事に追記しようかとも思ったが、別記事として書くことにした*1

感想

前回見てから変わった感想や新たに思ったことを箇条書きにする。

  • 2回目見てもピンク髪の存在価値がわからん。
  • ヒロインはトウジ妹の方がまだ納得感があった。
  • 1回目ではラストシーンのアスカを見つけられなかったが、今回は見つけられたのが嬉しい。なんでケンスケと一緒にいないんだ?
  • やっぱり新世界 end は気に食わない。

 

考察

最初のパリの描写の存在意義

1回目見た時、パリ編があった意味がわからないという話をオタクとした。当時は、パリのように世界中をニアサードインパクト以前*2の姿に戻していくというシナリオで話が進んでいくと予想して見ていたため、こんな感想になった。今回このパートを注視していたら「2号機の新造、及び8号機修理のパーツ回収」が目的と言っていたので、前回は単に聞き逃していただけだった*3

2号機の中身

2号機が13号機を封印しようとする際に、2号機のATフィールドが邪魔で13号機に触れることができないという場面がある。このATフィールドは式波由来ではなく、13号機に怯えた2号機から発せらているものらしい。このことから考えるに、2号機にもなんらかの人物の魂がトラップされているということがわかる。

式波の魂が13号機に取り込まれる際に、「式波式オリジナル」が登場する。これが2号機に入っているのかとも思ったが、オリジナルが13号機に怯えるはずがないため、オリジナルではないだろう。2回目を見ても、2号機の中身についての考察は進まない。

イスカリオテのマリ

冬月がピチャする前にマリのことを「イスカリオテのマリ」と呼んでいる*4キリスト教の教養がないので wiki を参考にする。イスカリオテは12番目の使徒である。新劇場版でいうと12番目の使徒は Mark. 06に入っていたやつであるため、使徒の意味で冬月が使ったわけではなさそうだ。イスカリオテと言えば「ユダ」である。ユダがキリストを裏切った末に死ぬことから、「ユダ」は裏切り者の代名詞とされている。人類(リリン)ではないマリ*5が人類側についたため、「裏切り者」とされているのだと思う。

全てのエヴァンゲリオンの破壊

シンジは新たな槍を用いて全てのエヴァンゲリオンを破壊する。このシーンにおいて8号機が破壊される描写はなかった。おそらく、マリがシンジを迎えに行くには8号機が演出上必要なため、8号機は破壊できなかったのであろう。一応最後に8号機は消えているが、槍で貫かれてないのはいいんだろうか?8号機を起点にした続編のフラグか?

新世界 end について

1回目見た時も思ったが、どうして全てのエヴァを破壊すれば平和な世界を作ることができるのだろう。結局は補完されなかったので、新しい世界でも使徒は襲来するんじゃないんだろうか?人類補完計画は人類が起こそうとしているものだが、使徒の襲来は人為的なものではなかったはずである。

最後に

ANIMAをアニメ化して欲しいな。やっぱりANIMAが1番好きである*6

 

*1:今回は短い!

*2:セカンドインパクト以前か?

*3:不覚

*4:HELLSING好きの私はアンデルセン神父の顔と声が頭にちらついて仕方がなかった。

*5:式波もマリもリリンではなさそうな描写があった。

*6:次点は漫画